インスタフォロワー「1万人突破」記念!葬儀屋の息子流SNSアカウントの育て方
日記のあらすじ
葬儀屋の息子の〈Instagram〉フォロワーが1万人を突破した快挙を記念して今回は、アカウント誕生の経緯から、動画編集やサムネイルの工夫、ヒット動画の創り方まで、SNSを成長させてきた試行錯誤を本人に聞きました。
さらに、葬儀屋の息子に傑作動画を選んでもらい、フォロワー数10万人、100万人という目標の先にある夢についても語ってもらいました。
1万人どころか1万3千人に
―― こんにちは。よろしくお願いします。
葬儀屋の息子:よろしくお願いします。
―― 早速ですが、おめでとうございます。「インスタ」フォロワー1万人突破。
葬儀屋の息子:いや、それがマサヨシさん。直近で公開した動画が滅茶苦茶にバズって、一晩で100万回再生、フォロワーが3,000人くらい一気に増えちゃいました。
―― てことは、1万人どころか1万3千人になったと。
葬儀屋の息子:そうなんです。このまま順調に増やしていきたいと思っていますので、とりあえず次の目標は10万人ですね。
―― 素晴らしいですね。
前のインタビューでは、2028年(令和10年)6月末時点で総フォロワー数20万人と口にしていたので、もしかすると「インスタ」だけで、この数字を達成してしまうかもしれません。
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葬儀屋の息子:そうですね。「こういうネタはウケる」という方程式はもうかなり出来上がっているのでたぶん、順調に達成してしまうと思います。
―― 今日は、そんな「葬儀屋の息子」アカウントの誕生秘話というか、人気アカウントの創り方みたいな話を聞かせてもらいたいと思いますが、SNSの発信って、そもそもいつからやっているんでしたっけ?
葬儀屋の息子:最初の投稿が2025年(令和7年)6月2日になっているので、そこからですね。

―― そもそも、始めるにあたってどのような戦略を打ち立てたのですか?
葬儀屋の息子:前職を辞めて、これから家業を継ぐとなった段階で、「スタバ」かどこかの喫茶店に入って、スプレッドシートを立ち上げ、短期の目標と中長期の目標を立てました。
その目標の中には、葬儀の認識を変える、エンディングプロデューサーの価値を高めるというミッションがあって、そのためには情報発信が必要だと思いました。
情報を発信するとなったら、どのようなコンセプトにするかを考えなければいけません。そこで「人生で最も辛い1日」を「幸せだった事に最も気づけた1日」に変えるというコンセプトを考えました。
その上で、どんなキャラクターを打ち出せばいいかを考えていると「自分自身を『葬儀屋の息子』というキャラに仕立て、表に出していけばいいのではないか」とひらめきました。
―― その上で、アカウントを立ち上げ、発信を始めるのですね。
葬儀屋の息子:はい。調べてみると、その時点で「葬儀屋の息子」というコンセプトを誰も打ち出していなかったので戦えるなと思いました。
―― 1本目の投稿を振り返ると「葬儀屋さんってもうかる?」という質問に対して、ノブくんが回答するインタビュー動画が配信されています。これは、どのくらい再生数が伸びたのですか?
葬儀屋の息子:3,000回くらいですね。
―― この動画を今振り返って、どう思いますか?
葬儀屋の息子:まあ、この時と今では、同じネタ、同じ動画をあげても再生数は違うと思うので、一概には比較できないのですが、端的に言って編集力が未熟だなと思います。
―― 具体的に、どういった点に未熟さを感じるのでしょうか。
葬儀屋の息子:画面の切り替わりの回数がまず少ないと思います。ショート動画の場合、画面が変わらないと離脱の原因になります。いかにテンポよく、画面を変えていけるか、その辺の編集リズムが大切で、このころはまだ、身についていないと感じます。
また、ショート動画の場合は、分かりやすさが全てです。その意味で、ぱっと見で読める文字の大きさ、文字を出すタイミング、意味のある言葉遣い、この辺が大事になるのですが、初期のころはまだ、未熟だなと感じます。
―― もう少し、具体的に教えてもらえますか?
葬儀屋の息子:例えば「インスタ」の場合、〈TikTok〉と違って、最初の1枚目の画像(サムネイル)が大切になります。
かといって、目立たせようと過剰に強調すると、先ほども言った分かりやすさが犠牲になります。
なので今では、うるさくなりすぎないように、強調したい言葉にだけ色を付けて、注目を集められるといった工夫をしています。

―― その他、サムネの具体的な工夫はありますか?
葬儀屋の息子:同じ人間をサムネにするにしても、顔のどアップの方が見てもらえる可能性が高いので、撮影で顔を大きく映すようにしています。
―― 本当だ!気が付かなかった。
最初の方は、上半身のバストアップをサムネに使っていますが、直近に近付くにつれて、顔が大きく映ったサムネが使われる傾向が強まりますね。

葬儀屋の息子:そうした細かい点を、ちょっとずつ工夫してきているので、初期のころにアップした動画には未熟さを感じます。
一般の参列者が知りたいことは何か
―― ちなみに、先ほどさらっと「こういうネタはウケるという方程式はもうかなり出来上がっている」という話がありました。方程式とは、どんな方程式でしょう。
葬儀屋の息子:基本的には、一般の参列者が知りたいことは何かなと考えて内容を考えるといった感じです。
―― いわゆる、見ている人たちの利益になるような、役に立つ情報ですね。
葬儀屋の息子:その前提の上で、動画をあげるたびにリアクションを見て、需要の有無を微調整している感じです。

他には、アルテに新しく入ってくれた若いメンバーの話も聞くようにしています。
アイデアが思い浮かぶたびにどう思うか聞くようにしていますし、「これ、発信してみたらどうですか?」というアイデアが出てきた時には、実際に動画を創る場合もあります。
現場に答えが落ちているというか、ヒット動画のヒントが現場にあると考えているので、メンバーの声は大事にしていますね。
―― では、そんな風にいろいろと工夫して創ってきた動画の中から、もしも1本、傑作をあげろと言われたら何を選びますか?
葬儀屋の息子:なるほど。難しい質問ですね。
プロモーションとしてやっている以上、再生回数はやはり大事ですが、再生された理由も含めて振り返ると、一番上にピン止めした3本のうち、真ん中にある動画ですかね。
―― 年配の男性が写っている動画ですね。
葬儀屋の息子:はい。これは、感動系の内容でありながら、440万回という再生回数を記録した動画になります。
亡くなったご主人の奥さまがひつぎに向かって歩いていく、その両脇に、年配のお子さんたちが寄り添っている、そんな映像から始まる動画なのですが、この動画の素晴らしい点は、ご家族が、泣きながら笑っているのですよね。
僕が、そもそも動画をあげる理由は幾つかあって、そのうちの1つに「葬儀の認識を変える」があります。
暗くて悲しいお葬式とは違う、こんなにすてきなお葬式があるんだと伝えた上で、そのお葬式を取り仕切るエンディングプロデューサーの価値を高めるといった狙いです。
葬儀の認識を変える動画では、泣きながら笑って感謝を伝えている顔を撮りたくて、その表情を撮れた上に、440万回という再生数を記録できたので、多くの人に、葬儀の新しい価値を伝える小さなきっかけになったと考えられるかもしれません。
―― その意味で、傑作の動画として今回は選んでくれたのですね。
それでは最後に、最も大事な情熱の部分を聞かせてください。
ノブくんは常々、フォロワーをSNSで増やすには、毎日続けるというシンプルかつ、最も難しい習慣を愚直に貫けるかが大きな鍵になってくると言っています。
ただ、愚直に続けるとなると、うそいつわりのない情熱というか夢が必要です。そこで、ノブくんの場合、どんな夢や原動力を基に、SNSの発信を続けられているのか、今まで何度も語っている部分だとは思うのですが、あらためて教えてください。
葬儀屋の息子:個人的には、ど田舎×葬儀業界という不利な環境下でありながら、フォロワー数が10万、100万に到達したら、圧倒的な実力の証明になると思っています。
そこに、夢を感じますし、100万人というフォロワー数を達成した時に、自分自身に自信が持てると思っています。

ただ、その根底には、葬儀の認識を根底から覆したい、自分が誇りをもって取り組んでいるエンディングプロデューサーの価値を高めたいという思いがあります。
その夢のためならどれだけでも頑張れますし、どれだけでも続けられます。なので、これからも愚直に、大きな夢に向かって努力していきたいと思います。
―― 「インスタ」のフォロワー数が1万人に達した記念に、ノブくんがどのようにSNSを企画・制作し、発信しているのか、具体的に聞かせてもらいました。
ただ、どんな構想やテクニックも、毎日続けるという愚直さが欠けていれば、何も生み出しません。その点、ノブくんには、葬儀の認識を変えたい、エンディングプロデューサーの価値を高めたいという大きな夢が原動力になっていると再確認できました。
葬儀屋の息子:ただ、マサヨシさん、たかが1万人に到達しただけの話をインタビューのネタにしてしまうと、しょうもない内容になりそうな気がしますが大丈夫ですかね(笑)
―― いえいえ。とてもいいインタビューになったと思います。
これから、アルテに入社しようか考えてくれる若者たちにも、明るくて輝かしい未来が予感させられる内容になったと思いますよ。
葬儀屋の息子:そうだとありがたいですね。
あと、最後に補足しておきたいのですが、1万人に到達しているインフルエンサーとか企業アカウントって他にも普通にあるじゃないですか。
ただ、うちの場合は一切外注せずに、葬儀屋の息子として僕自身が、企画・制作・出演の全てを行っている、経営者自身が考えて創っている、この点については明確な違いだと思います。
他の経営者はここまでやりませんし、できないと思います。
―― 確かに、自社で内製するにしてもスタッフに任せて終わり、経営者自らが表に出るとしても企画・制作は社員任せという場合が普通だと思います。
その点、ノブくんの場合は、ご自身の経営の考え方に基づいて、何から何まで全部自分でやっているのですから、他のインフルエンサーや企業と比べた時のアルテのユニークポイントと言えそうですね。
葬儀屋の息子:そうなんです。ここは結構アピールポイントというか、他社との圧倒的な差別化ポイントになると思います。
てへぺろ(・ω<)って感じで「みんな、お金払って業務委託してるよー」「葬儀屋の息子の動画は全部自分でやっているんだよー」と書いておいてください(笑)
―― 了解しました。「自分でだよ?あの動画たち(・ω<)」って感じですね。おじさんには、何が正しい表記か分かりませんが。
なんであれ、いい締めの言葉を頂いたので、今日のインタビューはこの辺にしておきましょうか。
葬儀屋の息子:そうですね。今日もありがとうございました!
―― こちらこそ、ありがとうございました。次は、10万人突破記念のインタビューをやりましょう。
葬儀屋の息子:いいですね。ぜひ!
(取材・文/坂本正敬)