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連載コンテンツ葬儀屋の息子の日記

地元劇団とコラボ!葬儀業界に憧れを生み、地域を応援するショートドラマ制作へ

自社のプロモーションが、地元クリエーターの応援にもつながる

―― こんにちは。今日もよろしくお願いします。

葬儀屋の息子:よろしくお願いします。

―― 先日、富山県出身の俳優・西村まさ彦さんが座長を務める富山県の演劇集団〈富山舞台〉と打ち合わせして、葬儀屋の息子に関するショートドラマを一緒に創るという話になりました。

葬儀屋の息子:ご紹介、ありがとうございます。

―― まあ、最初に私が提案こそしましたが、意思決定した人はノブくんです。

どうして、葬儀屋の息子の新たなショートドラマに、地元の役者さんを起用しようと思ったのですか。

前回のショートドラマ撮影の様子

葬儀屋の息子:過去のショートドラマの出演者は、制作を担当している東京の会社が候補を選んでくれて、その候補の中から僕が選んできました。

言い換えると、制作チームとともに、関東に暮らしている役者の方々に富山まで来てもらっていたのですが、わざわざ来てもらうくらいなら、地元で頑張っている役者さんを起用した方が、地元で頑張る人の応援にもつながると感じたからです。

例えば、葬儀屋の息子のフォロワーに、富山で演劇を頑張っている方々がリーチすれば、劇団にとっても、今までにない露出の機会になります。

葬儀屋の息子のショートドラマ創りを通じて、アルテのプロモーションだけでなく、地元で頑張っているクリエーターの応援にもなれば、同じ投資であっても、二重の意味が生まれます。

将来的に、まちづくりのような分野にも貢献していきたいと思っているので、やらない手はないと思いました。

―― 確かに、数千万回再生されている葬儀屋の息子のSNSに地元の劇団員が出演すれば、双方にとってメリットですよね。

ノブくんにとっては、地元メディアへのニュース提供にもなると思いますし、逆に、劇団の側にとっても、大きな宣伝になっていくと思います。

葬儀屋の息子:さらに、経営者としての目線で言えば、出演者の交通費の節約にもなります。

コストという観点からシビアに言えば、どなたが出演されても大きく変わりがありません。であるならば、地元の劇団員を応援した方が、社会的な意義も高まると思います。

―― 撮影日もキャストの候補ももう決まったのですね。

葬儀屋の息子:はい。8月中に、アルテまで制作チームに来てもらって撮影します。

今回のショートドラマは、制作チームが主になって話の台本を創っており、若い男性役1名が必要となりました。その流れから、富山舞台の山本竜征さんに出演を打診いたしました。

次回は、3カ月後にまた撮影がある予定です。その際にはまた、別の劇団員の方にもお声掛けさせていただければと思っています。

富山舞台の山本竜征さん

―― 山本さんはこの前、富山舞台の芝居をノブくんと一緒に見に行った時に出演されていた方ですよね。

葬儀屋の息子:何か、いいきっかけになってくれればと思います。

「葬儀の仕事って格好いいな」と思ってもらいたい

―― そこで、ちょっと一度、そもそも論の話を聞かせてもらいたいのですが、そもそもなんで、アルテでは、SNS向けのショートドラマを撮影しているのですか?

素人の感覚では、葬儀屋がショートドラマを創るなんて、あんまり結び付かないのですが。

葬儀屋の息子:それは、お葬式の認識を変えたいからです。

「死に関する発信は不謹慎」という先入観、固定観念があると思います。

マサヨシさんが「結び付かない」と言った言葉の裏側にも、似たような先入観がどこかにあると思います。

しかし、この先入観や固定観念が僕には正直、意味が分かりません。

エンディングプロデューサーという名称を創り、この職業の価値を高めたい、葬儀をもっと日常にしたいと考えている僕からすると「葬儀の仕事って格好いいな」と若者に思ってもらいたいわけです。

〈おくりびと〉や〈ほどなく、お別れです〉のような人気映画も確かにありますが、正直に言うと、現場のリアルを知りすぎている僕には響きません。

映画の中でフォーカスを当てるポイントが型にはまっている印象があって、描いてもらいたい場所はそこじゃないんだよと感じます。

だからといって、1~2分の僕の創るショートドラマで全てを集約できるとも思っていないのですが、従来の映画やドラマとは全く違った切り口から、作品を描けるとは感じています。

―― 「全く違った切り口」とは具体的に何ですか?

葬儀屋の息子:これまでの映画では、亡くなった人が主役、言い換えると遺体が主役で、その死を扱う人間の立ち居振る舞いの様式美だったり、その死を利用した感動の涙だったりにフォーカスが当たっています。

しかし、僕の描きたい部分は全く違います。主役は死者ではありません。あくまでも、生きている家族であり、その家族のストーリーです。

さらに、その家族のストーリーを引き出す葬儀屋(エンディングプロデューサー)の存在です。

「遺体を大事に扱う」は大前提です。当たり前すぎてフォーカスになりません。

葬儀屋の息子のSNS

それよりも、これからも生きていく家族の物語が中心にあるべきで、その家族のために、深夜でも、早朝でも、どんなにしんどくても駆け付けてサポートする葬儀屋の姿が話の中心になるべきはずです。

そうした、僕自身の伝えたい思いをショートドラマに込めて繰り返し発信していけば、葬儀に対する、死に対する先入観や固定観念、認識が変わっていくと信じています。

さらには、葬儀の仕事に対する憧れ、やりがいみたいな気持ちも育っていくはずです。

こうした情報発信は結局、同業で始める人がいても、多くの方が途中で止めてしまいます。ですが、僕は止めませんし、言い続けます。

「継続すれば最後は勝つ」という姿勢で貫けば、そのうち、僕のような考え方がスタンダードになるのではないかと信じています。

その大きな流れの中に、ショートドラマが位置付けられているという感じです。

―― ありがとうございます。ショートドラマ制作の裏側には、自社のプロモーションとともに、富山で頑張っている人たちの応援が込められている。

同時に、ショートドラマには、葬儀や死に対する先入観、固定観念を覆したい、葬儀社の価値を高めたい、葬儀の仕事が格好いいというイメージを若者に生み出していきたい、そんなメッセージが込められているのですね。

葬儀屋の息子:当然、そこには、若い人の採用という現実的な狙いもあります。

―― もちろん、そうですよね。

ただ、同時に、私としては、この取り組みがきっかけとなり、ノブくんの存在がより広く知られていけばいいと思いますし、地方で頑張っている劇団員に、ちょっとでも光が当たればと心から願っています。

8月中の撮影には私も顔を出します。現場を取材させてもらえればと思いますので、その様子をまた、この場でインタビューにできればと思います。

葬儀屋の息子:そうですね。いいですね。

―― それでは、撮影日を楽しみにしています!

葬儀屋の息子:よろしくお願いします!

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