第2弾ショートドラマ制作の狙いとアルテの魅力を小関咲穂監督に聞く
日記のあらすじ
アルテのショートドラマ第2弾の制作を手掛けるBEYOND Luneの小関咲穂さんをゲストに迎え、動画制作の狙いや仕事への向き合い方を聞きました。
アルテの魅力をストーリーテリングで伝えたいとショートドラマを提案した小関さんは、A/Bテストを重ねながら、より多くの人に届く動画を追求し、前回の第1弾に続き、今回の第2弾を撮影したのだとか。
葬儀業界の固定観念を覆そうとする葬儀屋の息子と小関さんの関係はどのような未来をつくっていくのか、撮影後の現場で2人に迫りました。
ストーリーテリングで魅力を伝える
―― こんにちは。今日は、葬儀屋の息子日記、初めての試みとして、外部ゲストにインタビューをしたいと思います。
葬儀屋の息子のSNSですでに公開されている第1弾のショート動画と、今回新たに公開される第2弾のショート動画を制作するBEYOND Lune(本社:東京都渋谷区)の代表取締役社長・小関咲穂さんです。
小関:よろしくお願いします。

―― 今日は、ショートドラマの第2弾の撮影のために、富山県南砺市のアルテまでお越しいただいたタイミングで、お話を聞かせてもらっています。
ちょうど、全ての撮影を終えたところで、お疲れのところだと思いますので、食事でもしながら質問にお答えいただければと思います。
小関:分かりました。ありがとうございます。
―― まず、ちょうど横にノブくんがいるので、ノブくんに質問なのですが、小関さんとノブくんの関係は、ノブくんが前に勤めていた会社の先輩が共通の知り合いで、それで撮影を依頼した、みたいな話でしたっけ?
葬儀屋の息子:いえ、違います。先輩ではなく、前の会社の同期です。しかも、同じ会社にいたというだけで顔も知らない同期でした。

なぜ、その同期が咲穂さんをつないでくれたかというと、Meta広告(※)を出したいと思って、誰か手伝ってくれる人を募ろうと、フェイスブックで投稿したら5社くらいから1日で応募が集まったんです。
そのうちの1社が咲穂さんで、その咲穂さんを、先ほどの会社の同期が紹介してくれたという感じです。
―― なるほど。最初は、複数の中の1社だったのですね。
小関:はい。コンペに参加した1社という立ち位置でした。
―― なぜ、小関さんを選んだのですか?
葬儀屋の息子:選んだ理由は明確で、スピード、丁寧さ、真剣度がけた違いだったからです。
―― 真剣度って、どういったところから伝わってきたのでしょう?
葬儀屋の息子:他の4社の担当者は、言ってしまえば雇われのスタッフでした。テンプレートを読んでプレゼンしている様子が手に取るように分かりました。
しかし、咲穂さんだけは経営者で、プレゼンの熱量が全く違いました。ヒアリング能力も高いですし、アルテの現状を把握する能力も抜きんでていました。
さらに、すごく印象的だった咲穂さんの特徴として「ないものをつくりに行く姿勢」を強く感じました。
―― 「ないものをつくりに行く姿勢」って何ですか?
葬儀屋の息子:例えば、こちらが何かを求めた時、普通であれば、自社のリソースの中から提供しようとするはずです。
しかし、咲穂さんだけは、現状では会社にないリソースだったとしても、それまでにつくって対応するというタイプの人です。その辺が、他社の担当者とは全く違っていました。
―― と、葬儀屋の息子が大絶賛していますが、いかがでしょうか。
小関:すごくうれしいです。光栄です。

―― そんな小関さんにあらためて、新たな動画制作について聞かせてもらいたいと思います。
そもそも、小関さんの会社は、公式ホームページ情報によると、SNSマーケティング、映像制作、広告運用を手掛ける会社だと書かれています。
その意味で、今回のショートドラマ制作は本業のど真ん中の1つだと思うのですが、そもそもアルテが、すでに公開されている第1弾と今回の第2弾のショートドラマをつくるようになったきっかけは、小関さんの提案から始まったという理解でよろしいですか?
小関:はい。Meta広告のご依頼を頂いた際に、既存のSNSを拝見すると、素晴らしい投稿、熱量が高い投稿がたくさんありました。オモシロ系の動画だったり、お役立ち情報だったり。
しかし、SNS上では伝わってこない鍛治さんの熱量というか、アルテの魅力があると感じていて、その辺をもっと、ストーリーテリングを使って伝えたらいいのではないかと思い、ご提案させていただきました。
―― 第1弾を実際につくってみていかがでしたか? 手ごたえや課題みたいな部分は何かありましたか?
小関:はい。1回目のショートドラマは、アルテで起きている日常をリアルに描く、ドキュメンタリー調を意識して制作しました。
そのため、どうしても尺が長めになったのですが、同じ素材を使って短めのショートドラマをつくり、A/Bテストをしてみたところ、短めの動画の方が、同じ内容でも再生回数が多いと分かりました。
なので、2回目の今回は、テンポを意識した短めの動画、さらには、ドキュメンタリー寄りではない、笑いを意識した内容に調整しました。
―― A/Bテストは、アルテに限らず、毎回の動画制作で行うのですか?
小関:はい。毎回の制作でテストを行い、より高い結果を求めて改善を重ねていきます。
―― 確かに、第2弾の脚本も拝読しましたし、撮影も拝見しましたが、コミカルなシーンも多く、テンポもあって、再生回数が伸びそうな気がしました。

しかも、第1弾のショートドラマをつくったころより、葬儀屋の息子のアカウント自体が強くなっています。
今回は、富山県で頑張るクリエーター応援の意味も込めて、俳優・西村まさ彦さん主宰の劇団・富山舞台の演者の方も起用していますし、多くの人に露出するといいですね。
小関:はい。そうなるように頑張ります。
ゴデキな人
―― ところで、このような実力の世界で年齢の話をするなんて無粋かもしれませんが、小関さんはまだすごくお若いですよね。
小関:20代です。
―― 私自身は、大学卒業後にテレビ業界に身を置いていましたし、大学では、美学・芸術学を専攻する中で、映画学を専門にしていました。
今では、言葉を扱う編集の世界に身を置いていますが、もちろん、テレビ、CM、映画など、さまざまな媒体の映像制作関係者をたくさん知っています。
その経験から、小関さんの今日の撮影風景を拝見していたのですが、堂々たる演出でしたよね。その若さで、あの演出や演技指導を、どのように身につけたのですか?

小関:ベースは、小学校時代にやっていた演劇にあります。大学卒業後は、在京の某キー局に勤務していましたし、個人事業主として独立した後も、さまざまな会社の縦動画を制作する中で自分を鍛えてきました。
また、今日の主演である鍛治さんも、明確なビジョンをお持ちの方です。今日ご覧になられたように、ご自身の演技がうまいだけでなく、ディレクションを共演者にも入れてくださいます。
―― 確かに、主演兼監督みたいな感じになっていましたね。
小関:なので、お任せする部分はお任せし、逆に、ここだけはこうした方がいいと思う場所については、ディレクションを入れていきました。

―― 今回の撮影を担当されたカメラマンの倉本浩幸さんとの息もばっちりでした。
先ほど、ちょっとご本人とお話させていただいたのですが、倉本さんは富山在住の方なのですね。東京から連れてこられたのかと思っていました。
小関:倉本さんは富山の方です。第1弾のショートドラマも、倉本さんのインスタを見てDMを送らせていただき、撮影をお願いしました。

―― その倉本さんに、小関さんの印象を聞くと「東京の人なのに現場に毎回、ちゃんと来る、シゴデキな人」と言っていました。
確かに、小関さんとは今日初めてお会いしますが、変な言い方ながら、すごくちゃんとした人ですよね。
なぜ、そんなにちゃんとしているのですか?
何にでも精一杯ぶつかっていく、細部であっても絶対に手を抜かない、みたいな印象を受けます。
小関:ちゃんとしているかどうかは分かりません(笑)
ただ、両親が学校の先生で、双方の祖父が会社経営者だったので、家庭環境の影響もあるかもしれません。
―― 家庭内では、日ごろからどんな教えがあったのですか?
小関:例えば、祖父の言葉として「お金で、クライアントを差別するのではない」といった教えが日常にあるみたいな。
―― どんな意味の言葉なのですか?
小関:同じような業務でも、クライアントによって頂く金額が、どうしても上下してしまう場合があると思います。
そのような場合でも、お金が少ないからといって手を抜くのではなく、全てのクライアントに丁寧に向き合う大切さを説いた言葉です。
こうした言葉にとどまらず、お歳暮やお中元の大切さ、年賀状の大切さなども小さいころから教わってきました。
そうした感謝の姿勢や配慮を今でも心掛けているせいか、おかげさまで創業以来、全てのお客さまと長いお付き合いをさせていただいております。
―― やっぱり、ちゃんとしていますわ(笑)
地方盛り上げ隊
―― それでは最後に、今後の話を聞かせてください。葬儀屋の息子であるノブくんとは年齢も近いと思います。
これから先、お互い、どのような関係、どのようなパートナーとして、未来に向かっていきたいと思っていますか?

小関:まず、鍛治さんは、葬儀に対する私自身の固定観念を覆してくださった方です。
葬儀=悲しい場所、葬儀=ちゃんとしなくちゃという当たり前のイメージを私も持っていましたが、もっと自由に発想していいのだと教えてくださいました。
炎上しそうな内容も鍛治さんは平気で発信しますが、同時に、その根っこには、ものすごい情熱をお持ちの方です。
現状、アルテさんからのご依頼は求人、つまり求職者の増にありますので、鍛治さんの自由な発想と情熱の部分を上手にお伝えする仕事に、全力を注がせていただければと思います。
―― 将来的にはいかがでしょうか。
小関:私自身、東京に今は暮らしていますが、山形生まれなので、地方創生のような活動にも関心があります。
地方で活躍する鍛治さんとは「地方盛り上げ隊のような活動をしたいですね」と前にお話させていただいた経験もあります。
将来的には、葬儀にとどまらず、地元に対する若者の愛を育むような、より広い取り組みをご一緒させていただける場面がもしあれば、すごく幸せだと思います。
―― 小関さんとノブくんの関係、今回のショートドラマ制作に込めた狙い、小関さんご自身の仕事への向き合い方、さらには、ノブくんに対する印象と、将来の展望を聞かせていただきました。
今回は、お疲れのところ、お話を聞かせてくださり、本当にありがとうございました。ノブくんやアルテの仕事を、また違った角度から、外部の人の言葉を通じて表現する、いい機会にもなったと思います。
小関:こちらこそ、ありがとうございました。人生で初めてのインタビューだったので、すごく勉強になりました。
―― 私も、クライアントとの丁寧な向き合い方を学ばせていただきました。
とにかく、ショートドラマの公開がすごく楽しみです。今日は、本当にありがとうございました!
小関:また、今後ともよろしくお願いします!
葬儀屋の息子メモ
※ Meta Platformsが提供している広告配信の仕組みで、Instagram、Facebook、Messengerなど、Meta社の広告ネットワークに主に広告を出せる。